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銀英伝の本伝を1〜110話まで観た感想・第二期

銀河英雄伝説

こんにちは、youheiです。

第一期に続いて、銀河英雄伝説 本伝(第二期)の感想についてまとめました。

第一期最終話にてラインハルトは自分自身の半身とも言うべきキルヒアイスを失ってしまいました。

しかも自分自身のミスによってかけがえのない友を失ったのです。

さて第二期からは、いよいよユリアンが青年として軍人として成長を遂げていく過程が見られます。

第2期・第27話〜第54話

第2期では、シリーズもっともスケールの大きい戦闘「要塞対要塞」にご注目を。

まさか要塞主砲の撃ち合いという、ありえないような戦いが行われたのはこの時だけです。

27.初陣

訓練中に帝国軍艦隊に遭遇したアッテンボロー艦隊。
空戦隊に配属されたユリアン軍曹は思わぬ事態の中、戦場に駆り出されることになる。これがユリアンの初陣となった。
シュトライトが正式にラインハルトの幕僚となる。
ときおり挟み込まれるポプランとコーネフの掛け合いが面白い。
科学技術総監シャフト技術大将が初登場。(ただしスクリーン上にて)
戦艦ユリシーズはアムリッツァ星域会戦の時にトイレに直撃を食らったという。
ユリアンの戦果はワルキューレ2隻と巡航艦1隻を完全破壊というもので、シェーンコップも絶賛していた。
「危ないことをしちゃいけないと…いつも言ってるだろう?」

28.肖像

親衛隊長キスリングが初登場。
ファーレンハイト以下アイゼナッハ、レンネンカンプらを大将に昇格させ麾下に加えた。
ミッターマイヤーとロイエンタールは上級大将に昇格、帝国軍の双璧と称される。
オーベルシュタインも上級大将に昇格。
エヴァンゼリン初登場。(のちにミッターマイヤーの妻になる)
(ミッターマイヤーとロイエンタールの青春時代の回想シーン)
シャフトよりガイエスブルグ要塞にワープエンジンを取り付け、イゼルローン回廊に移動させる計画が提案される。
ルビンスキーの策によってヤンを一時的にイゼルローン要塞から引き離す工作が行われる。
イゼルローン要塞攻略にケンプを司令官にミュラーを副司令官として出陣する。
オーベルシュタインが元帥府の前で犬を拾って、そのまま飼っているという話が判明し、ビッテンフェルトも思わず、「犬!?オーベルシュタインがか!?」と驚きを隠せない様子であった。

29.細い一本の糸

地球教司教のデグスビーがルビンスキーを訪問。
ユリアンが曹長に昇格。
(ユリアンがヤンとの出会い回想シーン。ヤンが大佐の時に養子となった。)
フェザーンはヤンに対して救国軍事会議によるクーデターでアルテミスの首飾りを本当に破壊する必要があったのか問いただす必要があるのでは?という。
これがヤンを査問会への召還を求める理由である。
キャゼルヌ宅でユリアンの昇進祝いが催され、一時の楽しいひとときを迎える。
「今日はヤンは付録だ。ユリアンの昇進祝いだからな。」
「昼寝をするヒマも失くなってしまう…」
といった冗談が出てきたが、キャゼルヌは最近のトリューニヒトへ危険な雰囲気を察知していた。
しかしキャゼルヌの心配していたことが後日、現実のものになってしまうことは誰も予想していなかったと思います。

30.失われたもの

メックリンガーがキュンメル男爵邸を訪問。
メックリンガーとヒルダは漠然とした不安を抱いた。(のちに不安が現実のものとなって現れる)
ヤンに査問会への出頭命令が下る。
ヤンの護衛役としてシェーンコップ推薦のマシュンゴ准尉を紹介する。
ヤンは副官のフレデリカと護衛役マシュンゴの三人でハイネセンへと向かった。
ワープエンジン作動に成功し、イゼルローン要塞攻略が始まろうとしている。

31.査問会

査問会を招集したネグロポンティ(国防委員長)の声が外見とミスマッチなので、思わず笑う。
トリューニヒトからヤンの身辺警護を仰せつかったベイ(准将に昇進)が出迎えに現れる。
査問会の参加メンバーを見渡してみると、人的資源委員長のルイがいたので、多少は安心したヤン。
ヤンと接触できなくなったフレデリカとマシュンゴはビュコックの力を借りるため面会に行く。
トリューニヒトの手下の策略によって憂国騎士団(=地球教徒)のリンチに遭っていたところ、間一髪のところでビュコック一行と遭遇し助かる。
不当な扱いを受け、我慢の限界を超えたヤン「やってられるか!辞めてやる!絶対に辞めてやる!!」とすごい勢いで辞表をしたためる。
ついにガイエスブルグ要塞がイゼルローン回廊に姿を現した。

32.武器なき戦い

ヤン不在のイゼルローン要塞においてキャゼルヌが司令官代理を務める。
迅速な対応は見事だが実戦経験の少なさによって戦局を見誤り不利な状況へと追い詰められるが、シェーンコップが補佐にあたり危機を脱する。
フレデリカたちに頼もしい味方としてレベロが加わってくれた。
ようやく査問会から解放されたヤンだが、皮肉にも帝国軍の大挙によって前線に戻らざるを得なくなったわけである。
ガイエスハーケンがついに発射される。

33.要塞対要塞

全シリーズにおいて、もっともスケールの大きな戦闘ではないかと思います。
なにしろイゼルローン要塞とガイエスブルグ要塞同士のぶつかり合いで、互いの要塞主砲をぶっ放したわけですから。
ガイエスブルグ要塞は最大出力でイゼルローン要塞に接近を試みたが、それは引力を利用して要塞の装甲を厚くさせるのが狙うだったのである。
戦線は膠着状態に陥るが、ヤン不在の事実が帝国軍側に漏れてしまう。

34.帰還

ユリアンは帝国軍の狙いを察知していた。
ビュコックよりアラルコン、モートン、ザーニアル、マリネッティ各独立艦隊を与えられ、麾下に治める。
ガイエスブルグ要塞をイゼルローン要塞に衝突させようとする。
これをヤンは出力エンジンに集中砲火を浴びせ、出力低下を狙う作戦に出る。
失速したガイエスブルグ要塞へトールハンマーを砲撃。
負傷したケンプは要塞と運命をともにした。(ガイエスブルグ要塞壊滅)
ヤンが脱帽して一礼するのが印象的でした。
第8次イゼルローン攻防戦の集結。

35.決意と野心と

アラルコン少将、グエン少将が戦死。
撤退するミュラー艦隊を追撃するべく無断で5000隻を率いて出撃したが、ミッターマイヤー・ロイエンタールの援軍によって
全滅した。
「ルパートは俺に似ている…」
オーベルシュタインから戦果の報告を受けたラインハルトはあまりの惨敗に激怒したが、キルヒアイスの魂が諌めてくれたことで我に返る。ミュラーへの処罰はしないことを決める。
シャフトは収賄、特別背任、脱税、公金の横領、軍事機密の漏洩によって逮捕・拘禁される。
ユリアンがヤンに正式に軍人になりたいことを打ち明ける。
「15年の時間差を甘く見るな。それぐらいお見通しだ。」
ユリアンの本心を見抜いていたヤンの洞察力はさすが。
ユリアンの熱意に負け、ついに軍人になることを認めたヤンはユリアンに軍人としての心得を説く。

36.雷鳴

ランズベルクとシューマッハがオーディンに潜入した件がケスラーによってラインハルトに報告される。
フェザーンの工作員による密告によって明らかになったという。旅券と入国査証が本物であったことから、フェザーンが何らかのかたちで関与しているのは明白であると結論付けた。
「あのヘボ詩人」を連呼するラインハルトがヒルダにオーディンに潜入した目的を聞くと、皇帝を誘拐して擁し奉りゴールデンバウム王朝復興を目論んでいることだと見抜く。
シューマッハはフェザーン工作員の不審な行動を見抜いていた。
壁ドン(!)をしてフェザーン工作員を脅迫しフェザーンが真に企んでいることは何かと問いただす。
ヒルダがアンネローゼを訪ね、テロ防止のため護衛をつける旨伝える。
ボルテックは皇帝を誘拐してフェザーンを経由して自由惑星同盟に逃亡し亡命政府を樹立することにあると。
捕らわれた皇帝を奪取するために帝国軍と自由惑星同盟軍と戦う大義名分ができると説く。
ところがラインハルトは自分と盟約を交わすならフェザーン回廊を自由に航行させる権利を要求した。

37.幼帝誘拐

ランズベルク伯とシューマッハ元大佐によってエルウィン・ヨーゼフ2世が誘拐される。
ラインハルトはあえて皇帝を誘拐させ、同盟軍と戦う足がかりにすることを企む。
ヒルダはラインハルトの思惑を見抜き、フェザーンを利用することを話す。
モルト中将は警備の不手際の責任を問われ自決する。

38.矢は放たれた

皇帝を連れた一行はフェザーンを目指して航行中だが、皇帝のあまりの悪態に困り果てている。
ケッセルリンクはドミニクの自宅を訪ね、地球教司教デグスビーを自分の手下にしようと協力を求める。
トリューニヒトは最高評議会議長に就任していた。演説の中で皇帝が自由惑星同盟に亡命してきたことが発表された。
ヤンはラインハルトが故意に皇帝を逃したことを看破していた。

39.ひとつの旅立ち

クブルスリー本部長が病気のため、辞任。後任にはドーソン大将が本部長に就任。
同盟政府(国防委員会・統合作戦本部)からユリアンにフェザーンへ向かうよう命令が下る。
ユリアンに同行させる駐在武官補佐にマシュンゴを充てる。
イワン・コーネフとボリス・コーネフがいとこであることが判明する。
ユリアンたちが出立したあと、ヤンがグラスにワインを注ごうとしてやめるのが印象的。

40.ユリアンの旅・人類の旅

ユリアンがハイネセンへ向かう途中、戦艦内で人類の歴史を学ぶためビデオを観る。

41.作戦名『神々の黄昏(ラグナロック)』

「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦発動。
ユリアンはハイネセンでビュコックと再会。
ラング初登場。内国安全保障局が発足する。
銀河帝国正統政府の軍務尚書となったメルカッツは元帥へ昇格、シュナイダーも中佐になった。

42.鎮魂曲(レクイエム)への招待

ユリアンは少尉に昇格していた。
パーティ会場でユリアンとケッセルリンクが対面する。
ケッセルリンクはデグスビーが宗教家でありながら地上のあらゆる欲望をむさぼっていた様子を総大主教へ報告すると脅し、野心の道具にしていた。

ラグナロック作戦人事
イゼルローン方面艦隊総司令官:ロイエンタール
イゼルローン方面艦隊副司令官:レンネンカンプ、ルッツ
イゼルローン方面艦隊後衛部隊:アイゼナッハ
フェザーン回廊艦隊第一陣:ミッターマイヤー
フェザーン回廊艦隊第二陣:ミュラー
フェザーン回廊艦隊第三陣:ラインハルト
直属部隊:アルトリンゲン、ブラウヒッチ、カルナップ、ブリューネマン、テルナイゼン
総参謀長:オーベルシュタイン
首席副官:シュトライト
次席副官:リュッケ
親衛隊長:キスリング
首席秘書官:ヒルダ(中佐待遇)
フェザーン回廊艦隊第四陣:シュタインメッツ
フェザーン回廊艦隊第五陣:ワーレン
フェザーン回廊艦隊予備兵力:ビッテンフェルト、ファーレンハイト
帝都防衛司令官:ケスラー(オーディン残留)
後方担当:メックリンガー(オーディン残留)

43.ギャラルホルンは鳴った

先陣のロイエンタール艦隊(36000隻)がイゼルローン要塞に攻撃を開始。
ロイエンタール旗艦に強襲揚陸艦が突入、シェーンコップがロイエンタールと白兵戦を繰り広げ、互角の戦いをする。
ロイエンタールの白兵戦能力がシェーンコップとほとんど変わらないというのはすごいことです。

44.フェザーン占領

ミッターマイヤー艦隊がフェザーン回廊に侵入、フェザーンを占領。
ケッセルリンクがついに本性を現し、ルビンスキーに銃を突きつけるが逆に返り討ちに遭ってしまう。
ドミニクがケッセルリンクの味方ではなかったことを知らされ憤慨し息を引き取る。
ユリアンらはフェザーンを脱出すべくボリス・コーネフの商船を手配する。
カーレ・ウィロックを船長とする商船に乗って脱出を図る。
ミュラーの到着からしばらくしてラインハルトもフェザーンに到着し、市民からの熱烈な歓迎を受ける。

45.寒波到る

帝国暦490年の幕開け。新年祝賀会が催される。
祝賀会の最中でラインハルトはそばにあった椅子に腰掛けヒルダに「お疲れになられたのですか?」と尋ねられる。
一見、大したことのようには思えないが、この時点でラインハルトの体には疲労が蓄積していたのではという見方が出来ると思います。(後日、会議の最中に体調がすぐれない様子を見せる→過労による発熱をおこす)
現在、同盟軍に残存するまとまった兵力は第1艦隊のみであった。司令官はパエッタ中将。
第14,第15艦隊が急遽編成され、司令官にモートン、カールセンが任命された。
パン屋の二代目ことチュン少将が初登場。総参謀長に就任する。
ヤンの「世の中やってもだめなことばかり〜かぁ…。えぇい、どうせだめなら酒飲んで寝よか〜」には笑った。
ビュコック、スール少佐の名前を正確に言えず、口ごもる(笑)
スール少佐も思わず「はぁ?」と答えてしまっている。

46.ヤン提督の箱舟隊

ヤンはイゼルローン要塞の放棄を決定する。
民間人500万人を連れてイゼルローン要塞脱出を試みる。
キャゼルヌの「そうだ!人にこんな仕事を押し付けて一人のほほんと紅茶を飲んでいる奴がいる。そっちへ回せ!」やアッテンボローの「こ、子供がこづかいを欲しがっているわけじゃあるまいし…ダメはないでしょう」といったセリフがおかしいです。
イゼルローン要塞が駐留艦隊が一斉に離脱。
イゼルローン要塞が再び帝国軍の元に戻った。

47.自由の宇宙(そら)を求めて

ユリアンがラインハルトの実物を観る。
ビッテンフェルトとファーレンハイトがフェザーンに到着。
ボルテックがフェザーンの代理総督に就任。
デグスビー司教も同乗した商船にユリアン一行は地球教徒を装ってフェザーンを脱出。(船長カーレ・ウィロック)

ランテマリオ会戦の布陣

第一陣:ラインハルト(頭)
第二陣:シュタインメッツ
第三陣:ミッターマイヤー(胴体)
第四陣:ミュラー
第五陣:ワーレン(頭2)
予備兵力:ファーレンハイト、ビッテンフェルト(戦局に応じて投入)

エミール初登場。(のちにラインハルトの侍従)

48.双頭の蛇〜ランテマリオの決戦〜

ランテマリオ星域会戦が勃発。
ビュコックは帝国軍の双頭の蛇陣形を狙っていることを看破していたが、逆用することを考える。
帝国軍艦艇の動力部分だけを狙い、航行不能になった艦艇を浮遊させて攻撃力を低下させ、兵力の少なさを補う戦法に出る。
宇宙潮流を渡りきった箇所に標準を合わせ集中砲火を狙う。
しかし、黒色槍騎兵隊の猛攻により壊滅的打撃を受ける。
間一髪のところでヤン艦隊が到着し、全滅は免れる。
ユリアンがフィッシャー艦隊と遭遇し、帰還が確認される。

49.闇が深くなるのは

ヤンが元帥に昇格。(32歳での元帥昇格は同盟軍史上で最年少)
シェーンコップは中将に昇格。
フレデリカは少佐のに昇格。
ユリアンが中尉に昇格。
マシュンゴが少尉に昇格。
ヤンの狙いはラインハルトを戦場で倒し、ローエングラム王朝を解体に追い込むこと。
ラインハルトを失った他の部下たちは求心力を失い、やがて覇権争いが勃発するだろう、と。
「私の元帥なんかより、お前の中尉の方がずーっと立派だよ。よく無事で戻ってきたな。本当に良くやった。背も伸びたし、もう一人前だな。」そう感慨深けに話すヤンの表情が印象的。
地球教司教デグスビーはハイネセンへの航行途中で客死してしまった。
ラインハルトが過労による発熱で床に臥す。

50.連戦

シュタインメッツ・レンネンカンプ両艦隊はヤン艦隊に翻弄され、大打撃を受ける。
補給物資の不足に悩むラインハルトらはワーレンに同盟軍艦隊を襲撃して補給物資奪取に乗り出すが、コンテナの中にヘリウムガスを充填しており、思わぬ攻撃に苦戦を強いられる。

51.バーミリオンの死闘(前編)

バーミリオン星域会戦が勃発。
ついにラインハルトとヤンの直接対決が実現した。
戦闘の前にヤンはフレデリカを自室に呼び出し、プロポーズをする。
キャゼルヌはユリアンがフレデリカに恋心を抱いていたのを見抜いていた。
ユリアンはバーミリオン会戦が終戦して生き残っていたら地球へ旅に行くことを打ち明ける。

52.バーミリオンの死闘(後編)

コーネフは出撃前に縁起でもない言葉を口にするが、のちに現実にものとなる。
帝国軍の防御陣をすでに第八陣まで突破したが、これ以上は無意味であると悟る。一旦後退して小惑星帯に潜り込む。
ユリアンは帝国軍の作戦を見抜いていた。
ポプランの表情がこれまで見たことのないような鬼の形相を見せる。
「コーネフの野郎を片付けるのに巡航艦が必要だったか…。だとしたら俺の時には戦艦が10隻は必要だな」
ラインハルトの危機に際して、ミュラー艦隊が間一髪のところで間に合った。
無精ひげを生やしたアッテンボローという珍しいカット。
モートン戦死。
ミュラー艦隊旗艦が撃沈、ミュラーは戦艦ノイシュタットに司令部を移すがまもなく撃沈し、再び退去を余儀なくされる。
戦艦オッフェンブルグに移動。その後戦艦フェルテンに移動。のちに「鉄壁ミュラー」の異名をたてまつることになる。
いよいよ戦艦ブリュンヒルトを射程内に捉えるまで肉迫した。

53.急転

まさに戦艦ブリュンヒルトに砲撃する寸前のところでハイネセンより通信が入る。
帝国軍に対して無条件降伏の報が入る。
シェーンコップはたまらずヤンに軍の命令を無視して進軍を勧めるが、ヤンは軍の命令通り撤退しハイネセンへの帰投を開始する。
実はヒルダがミッターマイヤーの元へ参上し、これからバーミリオン星系へ向かっても間に合わないのでハイネセンへ向かうよう進言していた。
ハイネセンを占拠し、同盟政府にヤンへ戦闘停止を命令させると提案。
ただ、ヒルダがハイネセンへ随行させる人材にロイエンタールを選んだことに表情を曇らせたのはなぜ?
ヤンはメルカッツに後日のために艦隊を待機させておいてもらいたいと願い出る。
ポプラン、リンツもメルカッツに随行する。
バーミリオン星域会戦が集結。

54.皇帝ばんざい!(ジーク・カイザー)

ラインハルトとヤンが最初で最後の対面を果たす。
まず最初にミュラーと対面する。
ラインハルトはヤンに対して「私に仕えぬか?」と誘ってくる。
レムシャイトは包囲された後、自ら命を絶つ。
官舎の引っ越し作業をするユリアンとマシュンゴ。
マシュンゴを見たヤンが「あれはなんだ?」とひと言。(フェザーンからの帰還後に続く二度目のセリフ)
マシュンゴの口ぐせ「人は誰も運命には逆らえませんから」
ヤン・ビュコック・シェーンコップアッテンボロー・フレデリカの退役願は受理されたが、キャゼルヌは却下され、後方勤務本部長代理の辞令が下る。
統合参謀本部長にはロックウェル大将が昇格。
宇宙艦隊司令長官にはチュンが長官代理に。
帝国と同盟の停戦条約が締結。(バーラトの和約)
条約の調印後、トリューニヒトは敗戦の責任を取るべく議長を辞任する。
惑星ウルヴァシーの駐留艦隊司令官にシュタインメッツを、高等弁務官にレンネンカンプを登用。
トリューニヒトがラインハルトに面会を求め、生命・財産の保障と帝国本土における居住権の確保、何らかの地位を要求。
ヤンとボリスとが17年ぶりの再会。
ヤンはボリスにユリアンとマシュンゴが地球へ向かうのに船を手配するよう頼む。
ローエングラム王朝の成立。ラインハルトが皇帝に即位。新帝国暦を制定。

まとめ

第2期から地球教が存在感をあらわしてきます。

そして地球教と手を組むルビンスキーが水面下で暗躍する描写がじつに不気味さを醸していました。

のちにヤンが地球教徒の手によって命を落とすことになるのですが、この時点では誰も予想だにしなかったでしょう。