こんにちは、youheiです。
2016年12月16日、吉本新喜劇所属のお笑い芸人・島木譲二が脳溢血(のういっけつ)で亡くなられました。
詳しくはないですが島木譲二という名前と「パチパチパンチ」のギャグをテレビで観たことがあるので、何とか知っていました。
見た目はイカツイ感じで近寄りがたい印象を感じますが、外見から想像しないような明るいキャラクターがウケていたのだと思います。
「そういや最近テレビで観なくなったな…」という気はしていました。
しかし2011年1月から体調を崩して療養生活を送っていたとはニュースで知るまで知らなかったです。
ところで、筆者はこのニュースを知ってから
「そういえば、ブラック・レインに出ていたよな…」
と思い出しました。
パチパチパンチで有名な島木譲二はハリウッドデビューしていたの?
ブラック・レインとはどんな映画なのか?次の項目に書いてあります。
ブラック・レインってどんな映画?
俳優・松田優作が出演した最初で最後のハリウッド映画で、マイケル・ダグラスやアンディ・ガルシアそして高倉健とも共演したアクション作品です。
監督はリドリー・スコットで、「ブレード・ランナー」を始め数多くの傑作を手がけた名匠。
ブラック・レインの舞台になったのはニューヨークと大阪です。
大阪の近未来都市的な描写はやはり「ブレード・ランナー」の世界観を取り入れたのではないかと想像します。
島木譲二はこの映画では今はなき若山富三郎(勝新太郎の実兄)の部下役を演じました。
油断していたらどこにいたか分からないような端役でしたが。
(他にラストシーンで安岡力也と一緒に撃たれたり)
下記の動画に島木譲二が出演する場面。
マイケル・ダグラスがタバコをくわえ、火を着けようとしたところを取り上げようとします。
すると若山親分に「何さらすんじゃい!!」とお叱りを受けるシーンです。
若山親分の英語の長セリフも見事なものです。
BlackRain(1989)/You-Made-The-Rain-Black,Full-Scene
さらに言うと、内田裕也・安岡力也・國村隼・ガッツ石松という、なんとも濃いメンツが出ていたことにもご注目。
この日本人キャストの人選がどういう基準で行われたのかが気になるところですが…
ガッツ石松で特に印象的なセリフが
「タバコしか持ってねーYO!」
「英語はワカンネーんだYO!日本語で話せ!」
が連想しますが、実は英語をしゃべっていたんすよ。
「Key,please.Thank you.」というセリフをしゃべっていたのに。
何が英語は分からん、だ(笑)
(これまた端役ながら、日本人キャストとして唯一の女優・小野みゆきがある種の彩りを添えています)
マイケル・ダグラスのぎこちない日本語セリフも聞けたりと見どころいっぱい。
一度ご覧になってみると良いです。
個人的にはこの作品を松田優作の代表作品だと認めたくないです。
久しぶりのアクション作品に出たということで期待して観ました。
(松田優作が亡くなった直後に放送された追悼企画をゴールデン洋画劇場で放送。)
何気にこの映画も亡くなった俳優ばかりになったな…と時代の流れを感じました。
(関係ないですが、安岡力也がラストシーンで撃たれた時の倒れ方について。
萩原健一出演のドラマ「豆腐屋直次郎の裏の顔」(1992年)の最終回でほぼ同じような撃たれ方だったのを思い出しました。)
まとめ
本来ならお笑い芸人・島木譲二に関する内容の記事にしなければいけませんでした。
ところが大きく脱線して自分の好きな映画の話になってしまいました(笑)
島木譲二に関する事柄については他のサイトに詳しく書かれているでしょう。
おそらく似た内容の記事ばかりが検索結果に並ぶだろうと考えました。
なので、他のサイトでは紹介していないと思われるネタを取り入れて記事を書きました。
関連した記事としてこちらの記事もありますので、合わせて読んでもらえるとうれしいです。

