11月6日は二人の俳優が旅立った日

男

こんにちは、youheiです。

11月6日は金子正次と松田優作の命日です。

金子正次は1983年11月6日で、松田優作はその6年後にあたる1989年11月6日に旅立ちました。

筆者は金子正次という俳優の存在を知ったのはかなりおそくて、20代に入ってからだったと思います。

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伝説の俳優・金子正次と松田優作はともに11月6日に旅立った

金子正次松田優作

金子正次唯一の作品「竜二」

映画「竜二」の主役として最初で最後の作品に出演したことだけは知っていました。

作品をみたのは2014年にケーブルテレビでみたのが初めてでした。

映画の中で気に入っているのは、
「俺は三東会の竜二だ。てめえら腐った代紋ぶら下げて商売出来ると思ってんのか」

光と影のコントラストとセリフが相まってキマっています。

ヤク中のカズが竜二を頼って来たくだり。

「何にもしてやれんよ…」と言いながら財布の中からあるだけの金を渡すが、ふところに入れてある給料袋だけは手を出さないシーン。

何だかんだ言っても困っている仲間を助けてあげる竜二の男気がグッときます。

ここで流れたBGMがカッコいいです。

長渕剛が出演したドラマ「とんぼ」は竜二のパクリだと言われています。

とんぼを先に観た世代なので、パクリだと知ったのは後からでした。

よく見ると確かに似すぎていますね。
竜二 予告
https://www.youtube.com/watch?v=VkQwtjx8k10

アクション路線から

松田優作の数多くある作品の中でもおすすめなのは「探偵物語」。

これまでアクションをメインに演じてきた松田優作がコミカルさを全面に押し出した松田優作ワンマンショーともいうべき作品。

次回予告を松田優作本人もこなしていたから、そのナレーションぶりも面白い。

元々「探偵物語」は萩原健一が演じていた「傷だらけの天使」を意識して制作されたとのこと。

またドラマ中に着ていた派手なカラーシャツにネクタイ、ソフト帽を被るというスタイルも萩原健一のライブ衣装を真似たというから驚き。

(松田優作と無関係ですが、工藤ちゃんの街の仲間の一人・ダンディー(重松収)は、太陽にほえろ!のロッキー刑事を真似たと言われています。)→Wikipedia金田一耕助の冒険より
探偵物語 オープニング&エンディング

まとめ

個人的にこういったアウトローな役者にひかれていて、さまざまな出演映画・ドラマをみたけど率直にカッコいいなと感じました。

今の日本にはいないようなタイプの俳優ではないでしょうか。

金子正次と松田優作が同じ日にこの世を去ってしまったというのは何とも奇妙な偶然に思えます。

いずれにせよ、もっと活躍がみたかった俳優だったことに変わりはないし、生きていたらどんな役者になっていたんだろうと考えてしまいます。

「花の都に憧れて
飛んできました一羽鳥
ちりめん三尺ぱらりと散って
花の都は大東京です
金波銀波のネオンの下で
男ばかりがヤクザではありません
女ばかりが花でもありません
六尺たらずの五尺の体
今日もごろごろ 明日もごろ
ごろ寝さまようわたくしにも
たった一人のガキがいました
そのガキも今は無情に離ればなれ
一人さみしくメリケンアパート暮らしよ
今日も降ります ドスの雨
刺せば監獄 刺されば地獄
わたくしは本日ここに力尽き 引退いたしますが
ヤクザもんは永遠に不滅です」
出典:「竜二」