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ドラマまとめ・キツイ奴ら全11話の名言と感想

キツイ奴ら

こんにちは、youheiです。

前回の記事ではドラマ「キツイ奴ら」の概要を取り上げました。

今回はさらに掘り下げて全11話を観た感想について名言も交えながら紹介していきます。

記事にはネタバレな内容を含んでいます。

キツイ奴ら1〜11話あらすじと名言

キツイ奴らとはどんなドラマなのか?について知りたい人はこちらの記事をどうぞ。

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第一回

第一回から第三回までサブタイトルはないです。

吾郎の稼業である、女性下着の訪問販売・消火器訪問販売・印鑑訪問販売から始まる。

唐突に前島家へ雪子へプロポーズに来るというかなり強引な展開。

書店で偶然耳にした善福興業から金を持ち出した男の話を聞いたのが運のツキだった吾郎。

アパートへ帰ってくると、北海道にいるはずの完次がいた。

聞くと、善福興業から800万円の借金があると言うではないか!

「地道に生きるって約束しただろ!」

坂口から完次の居場所を聞かれたウメ(喜一朗の舎弟)の名言

「サワイの兄貴の叔父貴のスケの妹分のオトコのダチのいるアパートに入ったのを見たボクのお友達がいます!」

コットンクラブは喜一朗にとって「オレの心の憩いの場ってやつかな?」とのこと。

このあと、事務所にて地獄の二次会が始まる…。

第一回にして喜一朗のド迫力演技が炸裂!

「テメェ、オフクロと寝たな!?」
「寝たな!?」
「バカヤロオ!!若い頃から修羅場かいくぐってきた海千山千の女よー!!
オォ!?金融業13年やってるオフクロがそんな話信用するわけねーじゃねーかよ!!」

テーブルがめちゃめちゃに…。

喜一朗の暴れっぷりを見ていると、映画「竜二」で直とひろし相手に暴れる竜二を連想してしまいました。

名言「完次…オレはな…やるときゃあやるのよ。」

第二回

吾郎がロバの家で夕食をともにする時に涙を流すのが印象的。

吾郎にとって、一家団らんを感じたことがなく、ロバの家の温かい雰囲気に感動してしまったのです。

第二回より「不動産金融川西商事」の事務所が初登場します。

完次が事務所に入るやいなやのぶえの怒声が飛ぶ。

江戸っ子が啖呵を切るごとしの威勢の良さがまさにハマリ役。

そのわりには、完次に首ったけというアンバランスさが面白い。

完次の元女・たま子の初登場。

のぶえから借金の取り立てを依頼されるが、その相手が前島公平宅だった。

名言「完次、これからウチでメシ喰う時はよ、いただきます!って言えよな。」
「こんなものよ…金庫じゃねぇよ。段ボールだよ」

第三回

ウメとマツの衣装が第三回から変化。このあと最終話まで同じ服装で登場。

喜一朗「よろしかったら、お食事に行きませんか」→坂口「もしよろしかったら、ドライブに行きませんか」
→ウメ「オーナーが、もしよろしかったら、ホテルに行きませんか、と。」

第三回より、アーノルド杉原率いる「ひまわり産業」が初登場します。

ドラマにより緊張感が高まってゆく。

第三回から吾郎たちが流しをやって収入源を増やすことに。

元関脇・荒勢がヤクザの親分役で子分を引き連れひまわり産業に。

「くっそぉー!アンタ鬼だ!!先代は、もうちょっと情の分かる人だった!!」

貫禄のある演技で派手な立ち回りを演じました。

ラストは「8時だよ全員集合」へのオマージュが。

女はフイにやって来る-第四回-

完次がアパートを引き払い、吾郎のアパートに移り住むことに。

「ひまわりへの500万!上納金集めでアタマ痛ェんだ、アタマ!!」

完次が恵子をコットンクラブで雇ってもらうよう頼み込む。

吾郎が岩手の実家を飛び出した経緯を完次に話す。

二人は岩手へ出向いて、吾郎の兄貴に会いに行くが、相手にされずさんざんな目に…。

アパートへ戻ると、チイ子が部屋に来ていた。

四国を飛び出して東京で暮らすことを決意したと話す。

エンドロールの中にジャイアンの母ちゃん役の声優・青木和代がクレジットされているのを発見。

アイラブユーからはじめよう-第五回-

吾郎が雪子に過去の生い立ちについて話す。

アーノルド杉原がコットンクラブを自分のものにするため物色に来る。

喜一朗が少年院や刑務所出身者でないことがバラされる。

チイ子が吾郎のアパートの隣に引っ越してきた。

「そういうのをスープの冷めない関係って言うのよ!」

坂口の名言「感謝は、得てして愛情に変わる!」

吾郎がチイ子にロバの家で子どもたちの世話をさせてもらえるよう雪子たちに頼み込む。

「完次…男は…やるときにはやるのよ。」と言って単身ひまわり産業へ乗り込んだ吾郎。

案の定、ひまわり産業から苦情がきて善福興業の連中からボコボコに。

「それともうひとつ!…カゼひくな。」(なんとなくアドリブぽい)

喜一朗に吾郎をシメたことを聞いた完次が善福興業の連中に仇討ちをするのが印象的。

普段はチャラい完次も吾郎がひどい目に遭わされたと知ったら黙ってはいられないのですね。

余談ですが、「アイラブユーからはじめよう」(1989年4〜6月)という名前のドラマが後藤久美子主演で放送されていました。

安全地帯の楽曲にも「I Love Youからはじめよう」(1988年6月21日発売)というシングル曲もありました。

玉置浩二がドラマ初出演した作品も「並木通りの男〜アイラブユーからはじめよう〜」(1988年フジテレビ)だったので意外な接点があるタイトルです。

裏切ってゴメン-第六回-

喜一朗「走れ…走れ…」
坂口「コータローです!」

約束の時間の3時になっても現れない吾郎と完次にブチ切れる喜一朗。

「オレが欲しいのは金じゃねんだよ!誠意だよ、誠意!」

喜一朗に啖呵を切るのぶえがみもの。

喜一朗「アンタ…、アイツの保証人辞めるか?」

一瞬、色めき立つ吾郎だが…

この回から雪子は吾郎のことを「大曽根さん」から「吾郎さん」と呼ぶように。

巡査「えーと、コヤマウチ完次って男知ってるかな?」

毎度おなじみの交番巡査さんがかましてくれます。

小山内を「オサナイ」でなしに「コヤマウチ」ですからね。

吾郎と完次が仲直りするシーンはぐっとくるもんがあります。

元々は心ならずも引き受けた借金の保証人だったのが、いつしか男同士の友情で続けていくようになった吾郎の男気がかっこいいです。

そして、一度は完次の保証人を降りた吾郎がまた保証人に戻るくだり。

喜一朗がそんな吾郎を見て「バカだな…」と言いつつも、戻ってきてくれた吾郎が嬉しそうな表情をしたのが印象的でした。

ナミダじゃないのよ-第七回-

佃島で偶然ボヤ現場に遭遇して持っていた消火器で消したことで表彰される。

東日新聞に記事が出ると思いきや掲載スペースの関係でつぶされてしまう。

唯一金庫破りを3件実施した回。

ジッポー型カメラでひまわり産業の金庫を激写する完次。

ひまわり産業の金庫破りに準備を始めました。

「Hey you!No smoking.」とアーノルド杉原に注意される。

サブタイトルの「ナミダじゃないのよ」は中森明菜の曲「飾りじゃないのよ涙は」から来ているのでは?と感じました。

作詞作曲が井上陽水で玉置浩二が尊敬するアーティストということでもじったのでしょうか。

風の中、限りなく夢があった-第八回-

第8話に登場した芸能プロダクションの「(株)サンフラワープロダクション」。

サンフラワー=ひまわりでひまわり産業の系列というのがバレバレ(笑)

金庫破りの師匠「ハヤブサのへいさん」初登場します。

余談ですが、サブタイトルの「風の中、限りなく夢があった」は安全地帯の曲「I Love Youからはじめよう」の歌詞にありました。

二人より三人!!-第九回-

第9話で吾郎と喜一朗とのタイマンバトル。

サンフラワープロダクションに逃げられてしまう。

ひまわり産業がロバの家の土地を買収し、会員制レストランを建設すると言いながら、地下に秘密カジノを作る計画が判明する。

まるで任侠映画のワンシーンみたいな場面あり。

ひまわり産業の構成員たちに生命を狙われるハメになる。

アーノルド杉原、喜一朗への捨て台詞に放送禁止用語をぶちかます。

清水ミチコが井上陽水のモノマネをするのはアドリブ?

ラストで吾郎・完次・喜一朗の三人がガッチリと握手を交わす場面が印象的。

借金の貸し借りでつながっていた三人がいつの間にか男同士の友情で結ばれた瞬間でした。

これがホントの愛かしら-第十回-

吾郎「俺の右腕に気安く触んじゃねえ!」に対し完次「何よぉ、ゴルゴ13みたいに〜」

喜一朗がコットンクラブを売却することを決意します。

名言「生きるも死ぬも馬の耳に念仏」(笑)

なぜかビートたけしが通行人としてカメオ出演します。(ほんの一瞬)

吾郎、夜に単独でひまわり産業へ下見に。

ゲンナマが招くよ-最終回-

「ひまわりの金庫を…破ります!!」

最終回で吾郎と完次がひまわり産業の金庫破りを決行した日が3月15日(水)だったのはドラマ最終回の放送日と同じという芸が細かい設定も。

(播州赤穂浪士の討入り装束を着てひまわり産業を乗り込む)

なぜか記憶に残っている「渡世上のしがらみっちゅーか…」という喜一朗のセリフ。

吾郎がCIA-7000の鍵開け研究する時に手術服を着て、聴診器を当てながら金庫のダイヤルを合わせるシーンが傑作でした。
(このいでたちは最終回だけ)

まとめ

キツイ奴らは個人的にも好きなドラマで、オンエアと再放送いずれも観ました。

観直してみると、小道具やディテールに凝っているなという印象を受けました。
(喜一朗の金属バットや赤穂浪士の討入装束、井上陽水のポスターなど)

個人的に、往年の名作ドラマ「傷だらけの天使」みたいな雰囲気のある作品だと思います。

傷だらけの天使と同様にリメイクは不可能なドラマではないでしょうか。

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