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機動戦士Zガンダム全50話から名言&感想

ガンダム

こんにちは、youheiです。

オンエア時には特に観ていなかったのですが、ある程度歳をとってから観たいという気持ちが湧いてきました。

ファーストガンダムの方がわりと理解しやすい方だと思いますが、Zガンダムだと同じ地球連邦軍なのにティターンズとエゥーゴという組織が存在することや、さらにはジオン軍の残党であるアクシズが登場したりと…。

とにかく、ややこしいのです。

おそらく、リアルタイムで観ても作品世界を理解できなかったでしょう(笑)

①黒いガンダム
始まりがファースト・ガンダムをほうふつさせると感じた人は、他にもいるはず。

それにしても、カミーユの喧嘩っ早いのは、いささか異常だと思うが。

ジェリド「カミーユ?なんだ、男かよ」

このセリフがなかったらカミーユとジェリドが出会い、のちにモビルスーツで戦うことはなかったかもしれません。

クワトロ大尉が宇宙空間から早くもニュータイプの気配を感じ取ったのはさすが。

第一話からやたらと殴られ蹴られとさんざんなカミーユだが、ファースト・ガンダムのアムロと違ってその回数がハンパないです。
②旅立ち
ブライトとエマが初登場。

カミーユの殴られた腹いせにMKガンダムでいたぶる様子は、まさにサイコパスの素質十分。
③カプセルの中
ライラ・ミラ・ライラという何とも呼びにくいキャラの初登場。

バスク・オムの要求を飲まなければカミーユの母親入りカプセルを破壊すると脅してきた文書をみて、ブレックス准将「なんとハレンチな!(中略)まるでヤクザだ」

たしかに外見もヤクザ並の男だけど。

バスク・オムの策略にはめられたカミーユの母が密閉されたカプセルに閉じ込められ宇宙空間に放り出されたという話。

しかも、カミーユの目の前で母親入りカプセルが破壊されるというアニメといえ、かなりえげつないシーンだと思います。

こんなの放送してよかったんだろうか?
④エマの脱走
ティターンズからエゥーゴに寝返ったエマ・シーン中尉だが、もしティターンズにいたままだったら、エゥーゴはかなりの苦戦を強いられていたかもしれない。

エマ中尉の活躍によってエゥーゴはかなり助けられたのだから。

カミーユの父親が愛人マルガリータと浮気していた事実をかねてから知っていた様子で、父フランクリンに話す様子がエグい。
⑤父と子と…
ヘンケン艦長が一年戦争のア・バオア・クー会戦にて後方のサラミスに乗艦していたと話す。
⑥地球圏へ
地球にいるアムロがチラリと姿を現す。
⑦サイド1の脱出
バスク・オムによるサイド1の30バンチへの毒ガス(G3)攻撃で犠牲になった住民たちの姿が
ホラー映画じみていてエグい。(30バンチ事件)
ライラ大尉が早くも命を落とすのもこの回。
⑧月の裏側
ライラの仇討ちに出たジェリドだが、またしてもカミーユを討ち取れず
苦悶する。
⑨新しい絆
ジャブローに降り立ったレコアがジャングルの中でかつてホワイト・ベース隊にいたカイに遭遇する。
エゥーゴのタニマチ(スポンサー)であるウォンからめちゃめちゃに殴られるカミーユ。
(いくらなんでもやりすぎ)
やたらと殴られてばっかりなカミーユだな…。
カミーユ「自閉症の子供なんだ」というセリフあるけど、本当に自閉症なんだろうか?
⑩再会
百式のメガ・バズーカ・ランチャーが初めて実戦で使用される。
木星帰りのニュータイプことパプテマス・シロッコの初登場で、メッサーラに乗って
カミーユたちを苦しめる。
⑪大気圏突入
偶然にもファースト・ガンダムにもあった「大気圏突入」と同じタイトル。
しかも似たようなシチュエーションで大気圏突入をめぐる攻防が展開されるが、
カクリコンが大気圏突入に失敗して燃え尽きてしまう。
シロッコの「落ちろ、蚊トンボ」は名セリフ。
⑫ジャブローの風
ファースト・ガンダムに続き、再びジャブローが登場。

地球に降り立ってもカミーユとジェリドのいざこざが展開されるあたり、やはりこの二人には因縁があったのかもしれない。

まるで兄弟げんかのようにさえ思えてくる感がある。

ジェリドが負傷兵を助けたかと思いきや、あっさりと見捨てるくだり、この怨みがのちに自分の身に降りかかる事も知らずに…。
⑬シャトル発進
かつてホワイト・ベースにいた仲間たちとの再会を喜ぶ余裕もなく、新たな戦いに巻き込まれてゆく。

ハヤトの養子になったカツの成長ぶりが他にレツ・キッカに比べ顕著だが、のちに飛び出すさまざまな無茶ぶりはやはり未発達な年相応の少年といったところか。

ファースト・ガンダムのころは、どことなく気弱でおとなしそうな感じに映っていたが…。

ハヤトがどうみても中年のおっさんに見えてしょうがないのだが(笑)

カミーユにボコられたクワトロが「これが若さか…」のひとこと。

ボコられた時の涙は一体、何を意味するのか?

アッシマーのMA形態の宇宙飛ぶ円盤よろしく異形ぶりは実に奇妙。
⑭アムロ再び
アムロとクワトロ(=シャア)の7年ぶりの再会。

かつて剣を交えた者同士、この時の心境はいかなるものだったんだろう?

単に昔を懐かしむようなものではなかったはず。

アムロにとってシャアはララァを失った仇でもあるから。

連邦軍の可変MSギャプランの初登場だが、予想以上のデカさに驚き。
⑮カツの出撃
エゥーゴの支援機関カラバに所属するベルトーチカが初登場。

アウドムラの機内でアムロとクワトロとの会話でララァの事が出てくるが、7年経ってもララァの存在を忘れることができない。

勇ましい外見と裏腹にいなくなった女性を想い続けるクワトロは一途にも思えるかもしれないが、メンタル面では少々ヤバイかも。

なにしろ、のちに「逆襲のシャア」の中で「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれない存在だった」などと爆弾発言をカマしてくれたから。

印象的だったのは、カツが出撃したあとに続こうとしたはずのアムロが出撃するのをとまどって壁にしがみついていたところ。

人によってはアムロの見たくないような軟弱ぶりがあらわになった格好だけど、一年戦争で激戦をくぐり抜けた者にしか分からない苦しみがあってこそだと想います。
⑯白い闇を抜けて
サブタイトルにある「白い闇」というのがどうも引っかかるが…。

ブランの操縦するアッシマーが沈む。
⑰ホンコン・シティ
ホンコン・シティにてミライと再会するアムロ。

強化人間のフォウ・ムラサメが初登場。

フォウがサイコガンダムに乗ってホンコン・シティを無差別攻撃をするという鬼畜ぶり。

いくら強化人間としてマインド・コントロールにかかっているとはいえ、市街地での戦闘にちゅうちょしなかったのだろうか?
⑱とらわれたミライ
カミーユとフォウとの淡い恋が展開される、長い戦闘続きのあとで一服の清涼剤的な
エピソードが次回とともに展開される。
⑲シンデレラ・フォウ
戦いに呼び戻されてしまうフォウをみていると、外見だけみていたらどこにでもいそうな少女なんだけど。
戦争がなければ、強化人間として利用されることもなかったんだろうなぁ。
⑳灼熱の脱出
カミーユたちを宇宙へ向かわせるフォウをみていると、完全に強化人間になりきれてなかったというか理性をかろうじて残していたのかもしれません。
㉑ゼータの鼓動
物語もほぼ中盤にさしかかり、いよいよZガンダムが登場。
歴代ガンダムの中でも変形するガンダムはそう多くないので、カッコよさにシビレタ人も多いかと思います。
㉒シロッコの眼
サラ・ザビアロフが出撃。

なぜかサラはシロッコのことをパプテマス様とファーストネームで慕っているが?

ジェリド配下になったサラとシドレ曹長だが、シドレは戦果を上げる間もなく命を落とす。

出番終わるの早っ!
㉓ムーン・アタック
戦闘中にシロッコのニュータイプとしての気配を感じたクワトロ。
㉔反撃
第24話よりオープニングが変更。
フォン・ブラウン市に滞在していたクワトロとブレックス准将だが、ティターンズの刺客の手によって絶命する。

最期にクワトロのことをシャア・アズナブルだと言ったのはクワトロの素性に気づいていたからにほかならない。

ヤザンのいかにも悪人という面構えがたまらない。

大体、この男何で眉毛がないんだ?不良生徒じゃあるまいし(笑)
㉕コロニーが落ちる日
フォン・ブラウン市へコロニー落としをするティターンズを阻止するべく
奮闘するエゥーゴの活躍ぶりが見もの。
㉖ジオンの亡霊
先の一年戦争で戦場になった宙域でティターンズと対戦。

そこには宇宙のごみと化した兵器やモビルスーツ・艦船の残骸が散らばっていた…。

バスク大佐の右腕的存在だったジャマイカン少佐が搭乗するアレキサンドリア撃沈。

ぎりぎりまでひきつけてMKガンダムにアレキサンドリアを狙い撃ちさせるヤザンの鬼畜ぶりが際立ったエピソードでした。
㉗シャアの帰還
カミーユと「レクリエーション」と称した口げんかが絶えないファだが、いつの間にかパイロットとして戦場に向かうことになるとは…。

しかもある程度の戦績も挙げるから驚き。
㉘ジュピトリス潜入
シロッコ率いるジュピトリスに潜入したレコア少尉。

そこでシロッコと遭遇したことが、のちにエゥーゴ脱走へつながる。

シロッコの女心を手玉に取るテクニックが拝めるエピソードでもあります。
㉙サイド2の危機
サイド2に毒ガス(G3)を注入する作戦に出たティターンズ。
㉚ジェリド特攻
カミーユに出会ったのが運の尽き、とでも言いたくなるような破滅への助走が始まったジェリド。

アーガマを沈める一歩手前に来てガブスレイに乗るマウアーがジェリドの身代わりになって沈んでしまう。
㉛ハーフムーン・ラブ
フォン・ブラウン市に到着したカミーユとサラ。

フォウに続いて、サラとも淡い恋路を楽しむカミーユ。

サラのためにソフトクリームを買ってきて、二人で食べるシーンが印象的ですね。

フォウにしても、戦争がなければ他の若者と同じように人生を謳歌できたかもしれないわけで。

敵と味方のはざまに苦悩しつつも、カミーユに手助けし、仕掛けた爆弾の場所を教える。
㉜謎のモビルスーツ
アクシズ率いるハマーン・カーンの登場。
㉝アクシズからの使者
アクシズの軍人たちの軍服がまんまジオン軍そのもの。

一瞬ファースト・ガンダムを観ているのかと錯覚してしまうくらい。

アクシズの象徴的存在ミネバ(ドズル・ザビ中将の娘)の初登場。

のちにシロッコもミネバに謁見して忠誠を誓うのだが、アクシズの登場によってストーリーが複雑化していく。
㉞宇宙が呼ぶ声
シロッコに出会った時から異変が生じたレコアが捕虜としてジュピトリスへと連れて行かれる。
㉟キリマンジャロの嵐
キリマンジャロにあるティターンズ基地に潜入したクワトロとカミーユは、再びサイコガンダムに搭乗したフォウと再会する。
㊱永遠のフォウ
アムロ率いるカラバの援護もあり、何とかティターンズのキリマンジャロ基地を壊滅へと導いたもののフォウとカミーユの別れが訪れる。

自分の記憶を取り戻すことに必死だったフォウの哀しい最期が切なすぎます。
㊲ダカールの日
セネガル共和国の首都ダカールにて演説をするクワトロがメインのエピソード。

クワトロの言っていることに賛同した地球連邦軍の兵士たちが印象的。

また、クワトロの演説をラジオで聴いていたセイラが登場する。

そしてカイもまた酒場にてクワトロの演説に耳を傾けていた。
㊳レコアの気配
アムロとクワトロの別れ。(まさかこのあと再び剣を交えることになるとは…)

レコアがティターンズへ寝返り、ティターンズの軍服を着用しいまさら後戻りはできないという後悔入り交じる感情に悩むことになる。
㊴湖畔
ロザミアが再び登場するが、なんとも幼児退行しているかのような言動に
抵抗感を覚えてしまうのです。

これも強化人間としてマインド・コントロールを受けている証拠なんだろうか?
㊵グリプス始動
歯の浮くようなセリフでレコアを術中に陥れていくシロッコ。

どこでこんな女のハートを鷲づかみにするテクニックを身に着けたんだろう?

パイロット以外の師匠もいたということでしょう。
㊶目覚め
バスク大佐からエゥーゴへ戻る意志がないことを確かめるためにサイド2の21バンチにG3ガス攻撃の指揮を取るよう命令されたレコア。

エゥーゴからティターンズへ寝返ったことを後悔し、苦悩する。(時すでに遅し、ですな)

ロザミアがまた強化人間として目覚めることになる。
㊷さよらなロザミィ
新型の可変MSバウンド・ドックに搭乗したロザミアがカミーユと対戦することに。

これまでカミーユたちになついていたロザミアの変貌に衝撃を隠せない。
㊸ハマーンの嘲笑
ハマーンがキュベレイに乗って再登場する。

アクシズとエゥーゴが一時的に手を組むエピソード。

ティターンズがコロニーレーザーを発射させるのを阻止すべく、クワトロがプライドを捨ててハマーンに頼み込む。

ハマーン、まるでSMの女王様かよ。
㊹ゼダンの門
一年戦争ではジオン軍の最終防衛基地だったア・バオア・クーがティターンズの手によって前線基地に改修されていた。

サラは新型MSのボリノーク・サマーンに搭乗するのだが、あまり活躍の場面がなかったように思われる。
㊺天から来るもの
小惑星アクシズをぶつけられたゼダンの門が二分する。

エゥーゴで初の戦死者が出る。

アポリーはファをかばって…。
㊻シロッコ立つ
シロッコがジオに搭乗して最期の戦いに臨む。

グワダン艦内にてジャミトフがシロッコの手によって絶命する。

(このとき、シロッコはあくまでハマーンの仕業であることにして責任転嫁するという鬼畜ぶり)

エゥーゴ・ティターンズ・アクシズ三つ巴の最終決戦が行われ、混戦の最中にボリノークサマーンが撃沈。
㊼宇宙の渦
カミーユとハマーンとの激突の壮絶さがメイン。

カミーユの精神状態がだんだん危険な方向に向かっていく。
㊽ロザミアの中で
物語の終盤になってロザミア操るサイコガンダムMKⅡが登場したものの、戦果らしい戦果を挙げることもできず撃沈したというみじめな最期であった。

バスク大佐、ドゴス・ギアとともに沈む。
㊾生命散って
物語の終盤になって次々とキャラたちが命を落としていくのは、少々強引にも思えます。

カツ、ヘンケン艦長、ジェリド、レコアが逝く。
㊿宇宙を駆ける
ついにエマ中尉もカミーユに後を託して逝ってしまう。

エマ中尉の亡骸に別れを告げ、再び出撃していくカミーユの姿が切ないです。

シロッコとカミーユの激闘の果てに、シロッコがこれでもかというくらいのヘン顔を披露するけど、普通に考えてもっとえげつない最期だと思うのですが。

ラストのカミーユが精神に異常を来してしまったシーンにある種のトラウマを感じた人も多いのではないでしょうか?

ファースト・ガンダムのようにハッピーエンドで終わったのに比べると、何とも重いラストでした。

大破した百式が画面を横切っていくのはクワトロの生存を暗に示唆しているかのよう。

まとめ

全編を通じてストーリーを盛り上げた三枝成彰サウンドは間違いなくガンダム史最高のBGMだと考えます。