こんにちは、youheiです。
金曜ロードSHOWで3週連続冬もジブリ企画第三回目である「耳をすませば」について取り上げました。
出演している声優陣に思わぬ人がいたので記事にしたのです。
その人というのが…バロンことフンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵役を演じた露口茂という俳優です。
なので「耳をすませば」の内容に関する記事だと思って来てくださった方には、期待はずれなものかもしれません…。
バロンの声を演じた俳優が往年の名優Tだった
では、バロン役はどんな人物なのか?次に書いてあります。
バロン役の俳優は、かつて名物刑事だった。
名前からしてドイツ人ぽいな。
ちなみにドイツ語表記だとHumbert von Sickingen
ミドルネームにvonがつくということは貴族か…。
…などと、銀河英雄伝説で銀河帝国のキャラクターを見ていたらそう判断するクセがついてしまって…。
では話を戻しましょう。
おそらく、ご存知の方は少ないかと思います。
というのも、「太陽にほえろ!」(1972〜86年)という伝説の刑事ドラマで山村精一刑事(通称・山さん)を演じていたからなんです。
どうです。
渋イでしょう。
劇中に出てきたラピスラズリとは?
冒頭のツイート画像にもあるように、「いざ、お供つかまつらん!ラピスラズリの鉱脈を探す旅に!」というセリフが書かれていました。
このラピスラズリとは一体何モンか?ということなんですが…
少し絵をかじっているので分かるんですが、ラピスラズリとは群青色の天然鉱石です。
アフガニスタン(他にはチリ)で採掘されていた鉱石で“海を越えて”運ばれてきたことからウルトラマリンと呼ばれるようになったのです。
ウルトラマリンという名は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
(香水にもありますね。)
オランダの画家フェルメールの「青いターバンの少女」(1665年?)のターバン部分にラピスラズリが使われていました。
(正式には「真珠の耳飾りの少女」という題名だと知りました。)
このラピスラズリがものすごく高価な鉱石で、現在は入手困難。
現在主に装飾品・絵具の材料として使われているのは人工のウルトラマリンです。
まとめ
山さんは登場する刑事たちの中でも渋さが際立っている存在でした。
第1話(1972年7月21日(金)放送)での初登場シーンでは仕事をサボって雀荘にいるところをマカロニ刑事(萩原健一)にたしなめられていました。
(もちろんその話はビデオで観たのです。OA時は生まれてませんので。)
登場初期にはそういうズボラな一面もある、人間臭い刑事を演じていたのがとても印象的でした。
映画を観ているとやはりバロンのキャラクターと山さんがダブって感じてしまいました。
セリフのキザな言い回しが見事にハマっていますね。
バロンの声に山さん(笑)を抜擢して正解だったと思います。
何だか「耳をすませば」と全く関係ない話になってしまいましたが…