こんにちは、youheiです。
今回はドラえもん登場キャラクターでは屈指の武闘派・ジャイアンによる数々の名言でジャイアンの魅力を振り返っていきます。
ジャイアンというと、手のつけようがないような乱暴者というアウトローなイメージがどうしても付きまとってしまいます。
しかし登場キャラで一番情に厚い男という一面も併せ持っています。
そこら辺については、本編よりも大長編においてその真価が発揮されています。
ある意味ではオイシイところをかっさらっていってるようにも思えますが。
我が道を往く漢・剛田武の魅力に迫る!!
えいきゅうにかりておくだけだぞ
ジャイアンに絡まれているキャラクターの名はズル木。
スネ夫キャラの流れをくむ男だが、ドラえもんの代わりにドラミちゃんが登場した回のみ出てきたレアなキャラです。
ちなみに、その時ジャイアンの名前が「カバ田」と呼ばれていた事実も判明。
(単行本6巻「ネッシーがくる」参照)
セリフが全部ひらがなにもかかわらず、圧倒的なパワーでゴリ押ししまくりだ。
お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの
これほど理不尽な屁理屈もないだろう、と言いたいくらいに強引に持論を展開するジャイアン。
これぞ、まさにエゴの極致!
このコマを見た限りではジャイアンの暴虐ぶりだけが目立っているようですが、実はスネ夫の対応が大きなポイント。
この後でジャイアンに対してのび太にグチをこぼしています。
ジャイアンという強大な怪物に同調することで身の安全を図るという、小学生らしからぬ機転を利かせ難を逃れているのだ。
スネ夫の世渡り上手は、ジャイアンによって磨き上げられたと言っても過言ではないでしょう。
どうでもいいけど、全部ひらがなにせず、漢字も混ぜてくれや。
心の友
ジャイアンと言えば、やはりコレ。
もうね、ジャイアン=心の友と言ってもいいくらい。
生まれてこの方ジャイアン以外でこのセリフを聞いたコトがありません。
「剛田くん!」って…のび太、すっかりレコード会社の社長気取りやな(笑
さらに注目すべきは、のび太に対して親友であり心の友という、ジャイアンにとっては最大級の謝意を述べているところです。
ジャイアンがこれほどまでにのび太をリスペクトするシーンもありませんな。
それ以上に強烈なのがレコード・ジャケットのデザイン及びデビュー曲の「乙女の愛の夢」。
一体どうゆう感覚をしているんだ?!
ちなみに商品ポスターのデザインも相当イカれている。
気になるお方は、ぜひ本編をご覧いただきたい。
ダークサイドに堕ちたジャイアンの名シーン
邪悪オーラ全開のジャイアン。
う〜む、まさに悪の帝王!
ファファファ…というけったいな笑い声が高らかに響き渡ってくるようだ。
どうでもいいけど、この「ファファファ」とかいう笑い声FFシリーズでおなじみだけど実際使っている人がいるんだろうか??
別パターンとして「クカカカ…」というのもあるけど、この笑い声を考えた人のセンスが普通じゃないのは確かだ。
小学生ながら、弱肉強食の世界を体得しているようだ。
このコマだけ見ると、前へならえをしているだけ(違うけど)なのになんでこんな強そうに見えるんだろう?
ドラえもんのひみつ道具を強奪して悪だくらみの真っ最中。
世界せいふくって…何やるつもりなんだろ?
ホラー映画を見過ぎると、こういうセリフを言うようになるんだろうな・・・
特にジャイアンのような人間にとっては悪影響与えまくりだということだ。
ジャイアン、歌手は辞めてホラー映画の主役でも演ったらどうかね。
ジャイアン、熱唱中。
しかし、聴衆はみな1分でも早く解放される事だけを願っている最中でもある。
放課後の恒例行事である草野球ではジャイアンズという自分のアダ名を冠したチームでピッチャー&4番というポジションについている。
いわゆる、選手兼任監督というやつですな。
とても小学生とは思えぬ物騒なセリフ。
野球をやるのも命がけだな…
個人的にこのセリフがツボっているw
そういや、ジャイアンがこんな物騒なコトをほざいているのに後の二人はまるで上の空なのは一体??
てんとう虫コミックス28巻「のび太航空」では、ハイジャックまでやらかしたジャイアン。
これが俗に言う「のび太航空ハイジャック事件」です。
母ちゃんから逃げるために香港まで行け!という要求をするジャイアン。
(なぜ逃亡先に香港を選んだかはナゾ)
コントロールセンターにいる管制官ドラ・CAしずかちゃんと飛行中の機長のび太・ハイジャック犯ジャイアンとの緊迫としたやり取りが楽しめる。
機転を利かしたスネ夫が「当局」(ジャイアンの母ちゃん)へ連絡し、母ちゃんが犯人説得に乗り出し、結局犯人は逮捕となる。
注目すべきポイントは、画像にもあるようにジャイアンがのび太と言わずに機長だと叫んでいる点。
すっかりその気になっているのがよく分かりますねぇ。
やっぱりジャイアンっていいやつ!?
さて、ここまでジャイアンがまるで反社会的人物であるかのように扱ってきましたが…。
ここらでジャイアンの素顔も明かしておかないと不公平というもの。
わが物顔でふるまうジャイアンではあるが、大長編をはじめ本編でも情の厚い漢のセリフを吐くこともたまにあるのです。
やはりこれですよ。
男・ジャイアンの心を揺さぶるような魂のセリフが炸裂ですな。
ただ、大長編ということで見せ場を作ってあげようという配慮だったのでは、などと勘ぐってしまいますが。
余談ながら注目してもらいたいのはドラの表情。
ジャイアンせっかくカッコいいセリフ言ってるのに、無関心とも取れるようなこの表情はイカンですよ。
まとめ
さて、これでジャイアンの魅力を紹介してみたのだが、いかがでしたか?
さぞかしジャイアンの侠気の虜になったことと思います。
ジャイアンがドラえもん世界において欠くことの出来ないキーパーソンであることがようく分かっていただけたはず。
そう、ジャイアンにとって我々はみんな心の友なのです。