こんにちは、youheiです。
またまたドラえもん関連の記事の投稿ですが、今回は謎のキャラクターについて迫ってみました。
ドラえもんキャラの準レギュラーのポジションに君臨する安雄と、そのバーター・はる夫のコンビ。
(安雄&はる夫の母親もわずかだが登場したことがある。)
彼らが何者かはすでに分かっているのでナゾでも何でもないが、話はここから。
謎のキャラクター=ミスターXの正体は何なのか?
自分なりの考えで解釈してみました。
ドラえもんアニメ第一話に登場した謎の少年について
テレビ朝日系で放送されたドラえもんの第一話「夢の町ノビタランド」に見たことがないキャラクターが出ているという話題をネット上で見かけました。
まず筆者の考えから言うと安雄と同一人物であると思います。
具体的には次の項目で見ていきましょう。
安雄のようで実は違う人物なのか?
放送されたのは1979年(昭和54年)4月2日(月)の18:50〜19:00。
大山版ドラえもん 第01話 ゆめの町 ノビタランド
※現在、動画は存在しません。
実は謎の少年の存在だけでなく、ガリバートンネルをくぐったあとに繰り広げられる意味不明なダンスにも言及したいのですが、本筋からそれるのでカット。
さてと。原作とアニメを見比べたら、たしかに帽子を被った少年が登場していました。
原作では安雄にしか見えないのに対し、アニメ版ではかなりアレンジされていてまったくの別人にしか見えません。
単行本とテレビアニメのデータを参照してみます。(サブタイトルも原作とアニメでは異なります)
単行本 | |
てんとう虫コミックス「ドラえもん」 | 第3巻13話目「夢の町、ノビタランド」 |
発行年月日 | 1974年10月1日(火) |
テレビアニメ | |
テレビ朝日系列 | ドラえもん 「ゆめの町 ノビタランド」(大山版) |
放送年月日 | 1979年4年2日(月) |
テレビ朝日系列 | ドラえもん「ゆめの町、ノビタランド」(水田版) |
放送年月日 | 2019年4月5日(金) |
上記の表から考えると、テレビアニメ版は原作に基づいて制作されている、ということです。
原作で安雄が「いっぺん道の真ん中で寝てみたかった!」というセリフも再現されています。(アニメ本編5:12あたり)
ただし、原作とアニメで若干違いがありますが。(水田版ではセリフがカットされた)
原作 | 「いっぺん道のまん中でひるねしてみたかった。」 |
アニメ(大山版) | 「いっぺん道の真ん中で寝てみたかったー!」 |
アニメ(水田版) | なし |
大山版で謎の少年の声はジャイアンの母ちゃん(声優は青木和代)ぽいです。
ここまでだと謎の少年=安雄であると判断できるといいたいところですが、なんと水田版では謎の少年と安雄が共演していたのです。
オリジナル版を真っ向から否定するかのごとく、強引な手段に出たとしか思えません。
制作サイドがなぜ原作通り安雄にしないでオリジナルキャラぽくしたのか、ナゾです。
個人的にはリメイク版ではなく原作を尊重したいです。
単行本の原作では姿がどう見ても安雄ですから。
まとめると以下のとおりです。
大山アニメ版は安雄ではなく違うキャラに描きかえられた。(謎の少年)
水田アニメ版は安雄と謎の少年キャラを共演させた。(理由は不明)
と考えるのが妥当でしょう。
安雄の苗字は田中だった?
余談ですが、安雄の苗字が田中であることが判明しました。
体育の授業で先生から「田中」だと呼ばれていたのです。
ということは、この結果をふまえると安雄のフルネームは「田中安雄」ということになりますね。
番外篇・安雄以外にもナゾのキャラクターが?
あとで確認したら、リメイク版には安雄以外にもう一人ナゾのキャラクターが出ているではないか!
安雄は半ズボン姿でいることが多いが、長ズボンをはいていることもあったので、その証拠画像を掲載しておきます。
ちなみに、左にいるはる夫は長ズボンの時が多いのにこの画像では半ズボンです。
口がスネ夫みたいにとんがっていて、髪型はのび太ぽい。
身長はのび太や安雄と同じくらいでしょう。
ちょうどのび太とスネ夫を足したような感じ。
アニメ版ドラえもんは原作に登場しないオリジナルキャラが出てくることがあるのです。
まとめ
さて、この記事を読んだ方たちには「安雄だ!」「安雄じゃない!」と意見が分かれるかと思います。
ドラマニア同士で大いに安雄論を語らうもよし、新説が現れるのを期待したいものです。
大山アニメ版で一度登場した以上、存在を消すわけにもいかず強引に登場させたのでしょうか?
この記事を作成するにあたり、Wikipediaその他のサイトを参照しました。
この場を借りてお礼申し上げます。
関連記事として、はる夫と似ている別の謎キャラ(=金尾タメル)についても書いてみました。
あわせて読んでもらえるとうれしいです。
