ルパン三世の映画作品も手がけた鬼才
こんにちは、youheiです。
映画監督の鈴木清順監督(93)が13日に亡くなったことが明らかになりました。
どんな作品があるの?
数多くある代表作の中で、もっともよく知られているのはルパン三世の劇場公開作品「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」(1985年7月13日公開)ではないでしょうか。
このことを知ったのはずいぶん後の話ですが、鈴木清順という映画監督がルパン三世の作品を手がけるなんて意外だなと感じました。
他には江角マキコ主演「ピストルオペラ」(2001年)もありますね。
1967年に公開された「殺しの烙印」の続編的作品で極彩色の映像美が話題になった作品でした。
しかし、個人的には松田優作が主演した「陽炎座」(1981年)が印象的です。
松田優作ファンということで観た映画なんですが、今までアクション映画がメインだった松田優作の役者像を根底から覆すような作風だったので、観た時にはとまどいを覚えました。
たとえば撮影の時に
「止まったままで走るように演じなさい」
鈴木清順監督からこのように指示されました。
この指示の意味が分からず、松田優作本人も鈴木清順監督の演出方法に苦しみながら撮影に挑んでいたという逸話があります。
この演出の意味は、「松田優作のアクションを封じることが目的だった」と語っていました。
余談ながら、「陽炎座」には楠田枝里子も出演していました。
(たしか、セリフはなかったような気が…)
まとめ
製作プロデューサーの荒戸源次郎、俳優の原田芳雄と鈴木清順作品に関わった人物が亡くなってしまい、日本映画の歴史もまた終わりを告げました。
荒戸源次郎氏は昨年2016年11月7日に亡くなったばかりでした。
※参考文献
松田優作物語03 秋田書店