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俳優・金子正次没後35年で思いつくままに

こんにちは、youheiです。

11月6日は俳優・金子正次の命日です。

2018年には35年を迎えました。

すでに多くの人が知っているでしょうが、同じ日に松田優作が亡くなっています。

今回は松田優作についてはほとんど触れず、金子正次をメインに書いていきます。

個人的には金子正次という俳優の存在を知ったのは、おそらく高校生くらいだったかと思います。

しかも金子正次の正次を(まさつぐ)だと間違って認識していて、(しょうじ)だと分かったのはほんの最近の話です。

松田優作と接点がある俳優でありながら、今までほとんど何も知らなかったのです。

金子正次が唯一出演した映画「竜二」の存在は高校生当時には知っていました。

いつかは見ようかな、と思いながら結局見たのが2年ほど前。

出会うまでかなりの時間を要しました。

後に知ったのですが、1980年松田優作が出演した映画「野獣死すべし」で鹿賀丈史が演じた真田徹夫役を金子正次がやる予定だったというのです。

結局それは実現しませんでしたが、金子正次が演じた真田徹夫というのがどんな感じになったのか興味深い話ですね。

金子正次が生涯で出演した映画は「竜二」だけですが、実は「チンピラ」という映画の脚本を書いていて映画化しかけていました。

結局、脚本は面白いけど無名の俳優だと客が呼べないということで実現しませんでした。

この映画は1984年に「チ・ン・ピ・ラ」というタイトルで柴田恭兵・ジョニー大倉主演作品として製作されました。

脚本・金子正次の名はクレジットされています。

Wikipediaにもありますが、他に「ちょうちん」「獅子王たちの夏」未映画化作品に「盆踊り」が正式に金子正次作品として存在しています。

存命中に数々の脚本を手がけながらも出演できずにさぞかし無念だっただろうと推察します。

※追記(2019.3.30)
「竜二」主題歌に萩原健一の「ララバイ」が使用されていたことは映画を観た人はお分かりだと思います。

残念ながら萩原健一も3月26日に亡くなりましたが、生前の金子正次とは何らかの交流があったのでしょうか。

参考文献

松田優作物語06 秋田書店 2002年