こんにちは、youheiです。
今回の記事は2016年に連載開始から40年という節目の年を迎え、同時に連載を終了した伝説のスーパー・ポリス・コメディ漫画の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。
数多くのストーリーと膨大な数のキャラクターたちが繰り広げるドタバタ活劇が魅力で劇画調なのにギャグ漫画!
これまでになかったスタイルが大ウケして単行本200巻という前人未到の境地に達しました。
連載終了したかのように思われましたが、なんと2021年10月4日に201巻が発売されます。
これでゴルゴ13と同じくギネス記録に並びます。
実は両さんよりアブナイ?!大原部長お怒りの記録
大原大次郎巡査部長は個性的なキャラクターが多くいる中で、欠かすことの出来ないキーパーソンです。
制御不可能・破天荒で問題児の両さんこと両津勘吉の奇跡の調教師というべきでしょう。
まさに大原部長は両さんとはまったく対極にある存在です。
温厚篤実・滅私奉公・謹厳実直とまさに画に描いたような生真面目な警官です。
上司や部下からの信頼も厚く、両さんの上司でなければとっくの昔に栄転していたであろう、悲劇の人でもあります。
そんな警官の鑑のような大原部長だが、実は両さん以上におかしな一面も持っています。
読者を困惑させたことは一度や二度ではありませんでした。
今回はその全貌に迫ることは出来ませんが…
大原部長の隠された本性をあぶり出し、全世界に向けて公開する決心をいたしました。
制御不能!理性を失った大原部長!!
個人的にこの回の大原部長の顔がもっとも恐ろしいデス。
鬼の形相とはこういう顔のことをいうんでしょうなぁ。
机の下に両さんが息をひそめて隠れているのもポイント高し。
回を重ねるごとに過激さがエスカレートしていきます。
ついには戦車や装甲車まで出動させることに。
ジェームズ・ボンドやゴルゴ13と何ら変わらないではないか!
いつ・どこで操縦を学んだんですか?部長。
どう見てもロバート・デ・ニーロの「タクシードライバー」…
額や腕にタトゥーまで入れて別人と化した大原部長。
こんな格好して派出所に来る前に通報されそうなんですが?
中世ヨーロッパの時代のものと思われる武装にまで手を染めた大原部長。
さすが凝り性だけあってあらゆる武具をものにしているな。
個人的には、そっちよりも両さんがイタズラして書いた書のほうがおかしい〜。
またもやモヒカンスタイルのマッド大原(笑
こういう状態になったら、もう誰も手を付けられない。
過激パフォーマンス勢揃い。
この記事にはありませんが攻撃ヘリでおしおきした回も。
次は大原部長の暴言についてみていきましょう。
大原部長の怒りは問題発言でも炸裂する!!
過激なのはパフォーマンスだけでなく、発言にも見受けられます。
連載当初からこういった過激な発言が多かったです。
3巻21話「執念の人たち!の巻」で寒中水泳大会の出場を嫌がる両さんと子供じみたバトルを繰り広げた回がありました。
(つづく22話「この世を華とするために…の巻」でも熾烈なバトルが)
両さんが派出所の中を虫だらけにした時にも大原部長から「両津 早く何とかせんとICPOを通じ南アフリカへたたき送るぞ」とまで言われたり…。(1巻4話「亀有の少年の巻」)
ちなみに、そのコマは現在の版では下図のようにセリフが書き変えられています。
ICPO(国際刑事警察機構=インターポール)という言葉はこち亀で初めて知りました。
ルパン3世に出てきた”銭形のとっつぁん”こと銭形幸一警部が所属している国際機関です。
このコマだけを見ていると本当に大原部長の発言のように感じてしまう。
しかし両さんの自分勝手な想像なので念の為。
セリフにある金髪外人による結婚詐欺というのは、クヒオ大佐事件のことじゃないのか?
時代を反映させたセリフだな。
大原部長よ、言うことがゲスいですよ!
まとめ・最後は大原部長の名言で…
最後に大原部長からの熱いメッセージをお送りして今回の記事をしめくくります。
「元々人間意味あるために生まれたんじゃないんだから意味なくても当たり前だ。
その意味を自分自身が探し出していく事が大切じゃないかね。」
思い悩んだら大原部長のこの言葉を思い出してみてはいかがでしょうか。
こち亀は一見はちゃめちゃなマンガだったかもしれませんが、時折刺さるような名言・名シーンが出てきて読者のハートをわしづかみにしてくれました。
そこら辺が長年に渡って支持されてきた理由かもしれません。